はじめに
PCA 試験の範囲と形式
配点の 4 分の 1 はセクション 1 の設計と計画です。試験の形式、6 セクションの配点とこのカリキュラムの章の対応、ケーススタディの扱いをまとめます。
PCA は、操作手順ではなく「この要件ならどう設計するか」を問う試験です。120 分で 50〜60 問を解き、配点の約 25% をセクション 1 の設計と計画が占めます。架空の企業の資料 (ケーススタディ) を読んで答える問題も出るので、候補の 4 社は事前に読んでおきます。
試験の形式
2026 年 10 月時点の認定ページの記載です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 2 時間 |
| 問題数 | 50〜60 問 (択一と複数選択) |
| 受験料 | 200 USD (税別) |
| 言語 | 英語、日本語 |
| 受験方法 | オンライン監督、またはテストセンター |
| 有効期間 | 2 年。更新試験は 60 分 25 問 |
前提となる資格はありません。更新試験は、生成 AI を扱うケーススタディ 1 つからほぼすべて出ます。
6 つのセクションと配点
各セクションを主に扱う章は次のとおりです。試験対策の章では、全セクションをケーススタディで復習します。
| セクション | 配点 | 主に扱う章 |
|---|---|---|
| 1. クラウドソリューションのアーキテクチャの設計と計画 | 約 25% | サービスを選ぶ、設計の判断 |
| 2. クラウドソリューションのインフラの管理とプロビジョニング | 約 17.5% | IT の基礎、サービスを選ぶ |
| 3. セキュリティとコンプライアンスのための設計 | 約 17.5% | IT の基礎、Google Cloud の土台、設計の判断 |
| 4. 技術プロセスとビジネスプロセスの分析と最適化 | 約 15% | 設計の判断、実装と運用 |
| 5. 実装の管理 | 約 12.5% | Google Cloud の土台、実装と運用 |
| 6. ソリューションと運用の優秀性の確保 | 約 12.5% | 実装と運用 |
セクション 1 の問題は、ほかのセクションの知識がないと解けません。「医療データを扱い、RPO は 15 分」という要件から構成を選ぶには、セキュリティ (セクション 3) と DR (セクション 4) の知識が要ります。章の順に進めてください。
現行のガイドで増えた AI の範囲
セクション 1.3 に Gemini のモデル、Agent Builder、Model Garden、AI Hypercomputer、2.4 と 2.5 に Gemini Enterprise Agent Platform の ML ワークフローと事前構築済みの AI API、3.1 に Model Armor と Sensitive Data Protection が入りました。1.2 と 5.1 には Gemini Cloud Assist があります。
認定ページは「試験で使う製品名は試験ガイドで確認すること」と告知しています。古い解説で Vertex AI と書かれているサービス群は、試験ガイドでは Gemini Enterprise Agent Platform の名前で出ます。
ケーススタディ
試験中も画面分割で資料を読めますが、初見では時間が足りません。資料は試験ガイドからリンクされた PDF です。読み方はケーススタディの読み方で扱います。
Well-Architected Framework が前提になる
試験ガイドは冒頭で、Google Cloud Well-Architected Framework への習熟を「この役割の重要な要件」としています。運用の優秀性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンスの最適化、コストの最適化、持続可能性の 6 つの柱が、出題範囲全体に織り込まれています。どの選択肢も技術的には動くとき、どれを選ぶかを決めるのがこの柱です。詳しくはWell-Architected Frameworkで読みます。